カメラマンの撮影単価が…
- 奈音(なおと) Naoto
- 2024年10月18日
- 読了時間: 2分
Photographer兼カメラマンの奈音です。
近年、スマートフォンや一眼レフカメラやミラーレスカメラ等の進化がすごい!
カメラ自体の機能が良くなっているおかげで「誰でも」「気軽に」「綺麗な写真」を
撮ることができる。
本題は撮影単価が下がっているということである。

商業カメラマンと言っても案件はピンキリであり
1件数百万円〜の広告撮影もあれば、1件5千円〜のポートレート撮影など。
広告撮影となれば、それなりの撮影技術と名が必要となり競争率も低い(敷居が高いため)
後者のポートレート撮影は副業でやっている人が多く、競争率も高い(敷居が低いため)
私も最初は副業としてカメラマン撮影サービスに登録しお仕事受けてました。
独学のカメラマンでも1時間1万円(税込み)報酬として頂ける。
撮影実績を作りながら報酬を頂けるのはありがたい話だと当時は思っていた。
今ではSNSで撮影案件を頂くことも増えたのだが
「1時間5千円で撮ってくれませんか?」という要望もちょいちょい頂く。
カメラ始めたての私なら飛びついて受けていたであろう、今はお断りしている。
その理由は一概に安いから断っているわけではない
・人物撮りの作例が揃いつつあること
・他の仕事の方が実績とギャラが良いこと
・1番は私でなくてもお望みの写真が撮れてしまうこと
上記が挙げられる。
高校三年間で例えるなら1年生が受ける授業を「奈音さんも受けますか?」と
言われているようなものなのだ。大抵の人は受けないであろう。
そういった案件は副業カメラマンに回しているのが現状である。
七五三、お宮参り、野外ポートレート、マタニティーフォト、ウェディングフォトetc…
ジャンルごとに長けたプロは存在する。
低単価の撮影や副業カメラマンを馬鹿にすることも否定するわけでもない
私も通ってきた道であり物撮りや内観撮影など、実績の少ないジャンルは同様の順を追って登るわけだから。
「安価でも撮影してくれるカメラマンがいる」
という認識の方が増えつつあり、搾取されているカメラマンは多く
カメラマン自体が飽和しているため、仕事の取り合いになると言えるだろう。
感覚的には飲食店と似たようなもので、「自分の店の料理を食べにきて!美味いから!」
と言ったところだ。
AI技術も進歩している中で、我々カメラマンも「うかうか」とはしていられない。